A Cat Daydream

猫との日々、書評、映画評、プログラミング、etc…

『Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男』鑑賞

テラスモール湘南109シネマの日に、エグゼクティブシートでゆったりと鑑賞。

シネマの日はシネマポイントカード会員ならば割引料金1100円でエグゼクティブシートチケットが買えるのだ!

この日の作品は『Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男』。

あらすじ:

イギリスの作家チャールズ・ディケンズは『オリヴァー・ツイスト』のヒット後、続けて三作出版するも鳴かず飛ばずで、スランプに陥っていた。起死回生をかけて新作をクリスマスまでに出そうとするが、資金難や何かと無心する父親が家にやってきて執筆の邪魔をする。そのうち小説の虚構と現実が交錯して、幼少期の辛いトラウマの記憶が呼び起こされる。果たして小説を期限までに書き上げることが出来るのかー。

 邦題は配給会社がクリスマスシーズンでファミリー層を少しでも取り込みたいという意図が感じられるが、原題は『The Man Who Invented Christmas』。

『クリスマスを創った男』じゃあんまりだし、なんとか客を入れたいのだろうけど全く記憶に残らないタイトルだ。

テラモでは吹替版しかなかった。たまにはいいかと思って観たけど、吹替そのものは良かった。

物語はイギリスの作家ディケンズが主人公。彼が『クリスマスキャロル』を書き上げるまでの話。ディケンズも『クリスマスキャロル』も聞いたことはあったけど、読んだことはなく、あらすじも全く知らない状態で映画を観た。

クリスマスキャロルといえばこの時期、どうしたって稲垣潤一の歌が思い起こされるが、キャロルとは歌のことで、キリスト生誕を祝ってクリスマスに歌われる讃美歌のようなものらしい。

それすら知らなかったが、同じクリスマス映画の『くるみ割り人形と秘密の王国』とくらべてこちらの方が大人向けだと思って観た。

主人公ディケンズ役にダン・スティーブンス。『美女と野獣』の野獣役だそうだが、あれってCGじゃなかったのね。最後の王子様もこの人だったのかな。

ディケンズの父親役でジョナサン・プライス。この人は『未来世紀ブラジル』の印象がずっと残っている。父親は執筆の調子が出てきたディケンズの部屋の扉を叩いたりして邪魔するのだが、観ているこちらも小説のストーリーが進まなくてイライラする。

ディケンズの小説の方の主人公、強欲爺さんスクルージ役はクリストファープラマー。いまだに現役なのは単純にすごい。

執筆中に小説のストーリーと現実がリンクして進んでいく凝った演出なのだが、何せ原作を知らないので、ああ、なるほどね、とはならなかった。

初めての話なのでもちろん退屈はしなかったが、このへん原作をよく知っている欧米の観客とは感じ方が全く違うのだろうなぁ。

途中に挟まれる小説の空想シーンなど映像は綺麗。

ディケンズと『クリスマスキャロル』には興味を覚えたので、原作はいつか読んでみよう。

 (追記)

その後図書館でクリスマスキャロルを借りて読んだ。小説自体もそうだが翻訳も日本語が少し古い感じで読みにくいが、ページ数が少なく映画を観てイメージが膨らんでいたせいもあって、すらすら読めた。訳者もあとがきに書いてあるが、クリスマスシーズンに読み直してみるのは一年を振り返るのにいいかもしれない。

クリスマス・キャロル (新潮文庫)

クリスマス・キャロル (新潮文庫)

 

 

クリスマスキャロルの頃には

クリスマスキャロルの頃には